コークの味は国ごとに違うべきか

コークの味は国ごとに違うべきか

Redefining Global Strategy: Crossing Borders in a World Where Differences Still Matter
Harvard Business School Press, 2007.
【邦訳】望月衛訳,『コークの味は国ごとに違うべきか ‐ゲマワット教授の経営教室‐』,2009年。

 

「世界はフラット化しつつある」という多くの主張(グローバリゼーション津波論),
そして企業の極端なグローバル戦略に対してゲマワットは疑問を呈している。

彼はいまだに「国ごとの地域色」が極めて濃い事実を各種データにより示し,
国ごとの差異に鋭敏であるように諭す。

グローバル市場ですばらしい実績をあげ,存在感を示し,
成功しているコカ・コーラでさえも上述した津波論の餌食になってきた。

なおコカ・コーラ社の事例は,ゲマワット著
Redefining Global Strategy: Crossing Borders in a World Where Differences Still Matter
に記載されているので参照されたい。

 

Redefining Global Strategy: Crossing Borders in A World Where Differences Still Matter
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【邦訳】望月衛訳,『コークの味は国ごとに違うべきか ‐ゲマワット教授の経営教室‐』,2009年。

コークの味は国ごとに違うべきか
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多くの企業が,まず世界標準化方策を行った後,急激に現地化へと方向転換を行う。
それを踏まえたうえでゲマワットは,
企業がセミ・グローバリゼーションという現実を学習することについて次のように述べている。

企業は過去の事例から学習するか,
あるいは試行錯誤によって痛い目に遭いながら
セミ・グローバリゼーションについて学習することになる。

グローバリゼーション津波論から出てくる

「成長崇拝」
「規模崇拝」
「国境の消滅」
「ユビキタス性」
「画一的戦略」

などといった一連の幻想に惑わされてはいけない。

大石研究室
古川裕康

 

-参考文献-
Redefining Global Strategy: Crossing Borders in a World Where Differences Still Matter
Harvard Business School Press, 2007.
【邦訳】望月衛訳,『コークの味は国ごとに違うべきか ‐ゲマワット教授の経営教室‐』,2009年。

詳細は上述リンクを参照のこと。