文献検索法

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文献検索法

2015/04/20更新

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各種データベースなどの場所を示した画像を含めたバージョンは以下URLを参照。
http://ooishi-lab.com/wp-content/uploads/search.pdf
Google Chromeをご利用の方へ。

PDF版論文検索法

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注意:以下のWebによる文献検索は,文献検索の一部に過ぎません。
図書館や書店で現物に触れることを強くお勧めします。

 

I.    論文・書籍データの収集(ステップ1)

※はじめから「Ⅱ. 所蔵図書館で閲覧(ステップ2)」の各種システムで探してもOK。

 

1.  GiNii・CiNii

  •  国立情報学研究所(GeNii[ジーニー]:

国立情報学研究所 学術コンテンツ・ポータル)
まず,何はなくてもこのサイトを訪問すること!
http://ge.nii.ac.jp/genii/jsp/index.jsp

⇒サービス終了。CiNii Booksをご利用下さい。

  • CiNii(サイニー)

http://ci.nii.ac.jp/ 
論文ヒット率が他のサイトよりもかなり高い!

 

2.  Web of science

英語論文を探すには必須!PDFで全文が取れることが多い。
http://www.lib.meiji.ac.jp/ (大学内のデータベースよりアクセス)

※明治大学は大学内PCまたは,VPN接続で自宅からアクセス可。

検索結果の中で,どの論文が一番引用されているかをチェックしてみよう。

3.  電子ジャーナル

ネットワークを通じて読むことができる学術雑誌。
http://www.lib.meiji.ac.jp/search/journal/

タイトルによっては目次だけではなく,
抄録(要約)や本文(Full text)まで表示することが可能。

  • Magazine plus (雑誌・論文情報)

‥‥日本語雑誌記事検索
テーマが決まったら,まずこれ!雑誌記事がわんさか。
論文も混じる。

 4.  Google Scholar

PDFファイルで論文がとれるものもある。自分の論文さえ知らなかった!
また,「引用」も分かる。あれ!私の論文がこんなところに引用?

http://scholar.google.co.jp/

世界中の膨大な学術資料を収録。

※大学内PCまたは,VPN接続で自宅からアクセスするとより多くの情報を得られる。

5.  大学の研究所

  • 大阪市立大学・経済研究所(OCU ERI-Biblio)

‥‥大学紀要論文などの検索には便利!
http://rdbsv01.ipc.media.osaka-cu.ac.jp/eri/search/php3/srch_top.php3

※2006年3月以降は更新なし。

  • 関西学院大学産業研究所

http://kgsaint.kwansei.ac.jp/sanken.html

6.  「想」 -Imagine Book Search

「連想検索エンジンGETA」を利用した検索システム。
関連する情報を連想で収集して一覧表示する,全く新しい検索。
例えば「マーケティング」と入れると,それに関連した書籍まで検索してくれる。
http://imagine.bookmap.info/index.jsp

図書館の蔵書DB・神保町古書店の在庫DB・テーマ別新書ガイド・
百科事典・博物館収蔵品DB・大学図書館DB・ジュンク堂書店の在庫DB
などから検索してくれる。

7.  etc..

  • 大石研究室のHP

マーケティング関係の参考文献ならここ。
http://imagine.bookmap.info/index.jsp

  •  吉田秀雄記念財団「電通広告図書館」

‥‥広告に関してはここ。
http://www.admt.jp/library/

 

  • 雄松堂 「欧文学位論文検索」

‥‥有料だが,専門的研究には一考の価値あり。
http://www.yushodo.co.jp/ydsc/index.html

 

  • 出版社のHP

Amazon.com:http://www.amazon.co.jp/
三省堂:http://www.sanseido-publ.co.jp/
紀伊國屋:http://www.kinokuniya.co.jp/
など

 

  • 古本屋のサイト

日本の古本屋:http://www.kosho.or.jp/servlet/top

 

  •  SSRN(Social Science Research Network)

経済学・経営学系の英語文献検索
ホーム:http://www.ssrn.com/ern/index.html
サーチ:http://papers.ssrn.com/sol3/DisplayAbstractSearch.cfm

 

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II.   所蔵図書館で閲覧(ステップ2)

ステップ1で,いくつかの資料がPDF形式で手に入ります。
しかしweb上で手に入らない資料も多く存在します。そのような資料は図書館で入手しましょう。

 

1.  大学図書館

‥‥図書館は知識の宝庫です!!
まずは各自の大学図書館を調べてみよう。
以下は,明治大学での検索法を示します。

WWW-OPAC明治大学図書館蔵書一覧)
http://opac.lib.meiji.ac.jp/
ここで,かなりの文献は揃うはず。

 

2.  山手線コンソーシアム

山手線沿線私立大学図書館コンソーシアム
http://servw.lib.meiji.ac.jp/cross/index.jsp
から見ることができる。

コンソーシアム加盟校のみ利用可能。

3.  NACSIS Webcat

  • NACSIS Webcat

‥‥文献(書籍・雑誌)が,日本全国どこの大学図書館にあるかが分かる。
自分の大学にない文献を探すのに便利。
http://webcat.nii.ac.jp/

  • Cf: Webcat plus‥‥「想」-Imagine Book Search のような検索ができます。

http://webcatplus.nii.ac.jp/

 

4.  国立国会図書館

‥‥なにせ,国会図書館ですから蔵書量は最大。

書籍だけでなく論文検索も便利になった。
ただし,実際の貸出等には時間がかかるので要注意!
http://www.ndl.go.jp/jp/data/opac.html

 

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III. 各種データの収集法(参考)

企業データ収集の方法はとても多く掲載しきれないので,ここではその一例を紹介。

 

1.  日経テレコン21・LexisNexis Academic

明治大学外部データベースよりアクセス
http://www.lib.meiji.ac.jp/search/database/index.html
または,VPN接続で自宅からアクセス可。

  • 日経テレコン21(日経4紙・企業情報)

‥‥毎日クリッピングしていても,抜け落ちた記事が多くあるはず。
テーマがさらに絞れたら,これで日経4紙の記事検索をしよう。
テーマをかなり絞らないと厖大な記事が検索される。

Cf; ELNET(全国新聞・雑誌記事索引)
‥‥地方紙などを調べるには便利。

 

  • LexisNexis Academic

世界各国の新聞・雑誌記事や企業情報を掲載。企業分析に使える。

 

2.  日経NEEDS

※明治大学学内よりアクセス

http://www.lib.meiji.ac.jp/search/database/index.html

 

‥‥産業総合統計・商品市況データ

保険,金融を除く全国上場企業(東証,大証,名証などの1部,2部)の企業データを含む
日本最大規模のデータベースシステム。日本企業の分析はコレ。

全国のコンビニやスーパーのPOSデータからマーケットシェアや
時期ごとに売れている商品の分析も可能。論文の実証分析に使用することもできます。

企業ごとの年次売上高の分析などにも大変便利!!

3.  Mergent Online

※明治大学外部データベースよりアクセス
http://www.lib.meiji.ac.jp/search/database/index.html
または,VPN接続で自宅からアクセス可。

 米国上場企業約15,000社と米国以外の上場企業約20,000社の企業・財務情報データベース。
米国・欧州企業の分析はコレ。
詳細なデータ財務データが掲載されているのでオススメ。

4.  アジア動向データベース

日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所のデータベース
一般公開されているが,最新5年分のデータは,学内PCか,VPN接続でのみ利用可能。
http://d-arch.ide.go.jp/infolib/meta/MetDefault.exe?DEF_XSL=FullSearch&GRP_ID=G0000001&DB_ID=G0000001ASIADB&IS_TYPE=meta&IS_STYLE=default

1970年以降のアジア22カ国・地域における政治・経済情報を掲載。
地域・国別の動向分析レポート,主要統計等がある。

5.  etc…

  • 大石研究室HPのリンク

http://ooishi-lab.com/2010/09/マーケティング関連.html
ここのリンクの中に,有益な情報を得られるソースが沢山あります。必見。

  • 各社Think Tank

例えば,野村総研日本総研などといった所。
HPの検索BOXから調べてみると,意外と無料で公開されている情報が多い。
海外のThink Tankにもあたってみよう。
http://www.jmrlsi.co.jp/mdb/link/07-kokusai.html

  • その他

JETRO http://www.jetro.go.jp/indexj.html
総務省統計局 http://www.stat.go.jp/data/index.htm
内閣府の統計情報 http://www.esri.cao.go.jp/
RJCリサーチ統計リンク集 http://www.rjc.co.jp/links/index.html など。


大石研究室で学ばれる方へ

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大石研究室で学ばれる方へ

2002年度修了 山岸則之

私が2年間の論文執筆を通じて、特に重要だと感じた5つのポイントについてご紹介いたします。
少しでもご参考になれば幸甚です。

1. 論文執筆の意義

論文執筆の意義を私なりに考えると、研究分野に関する自分の「分析視角を養う」ことにあると思います。
例えば、ある現象の本質を見極めるために必要な自分の「世界観」または「窓」を作り上げるようなイメージです。
この「世界観」または「窓」が無いまま、その現象を見ても表面的なものしか見えません。
M1当初のゼミで議論がおぼつかないのは
ゼミ生それぞれに確固たる判断基準となる自分の世界観が確立されていないためです。

講義やケースの利点も多くあるとは思いますが、時間的制約からどうしても現象面の理解程度が限界だと思います。
したがって、これらをこなすことからは、特定の現象に関する知識を身につけるという効果はあるかも知れませんが、
理論を背景とした自分なりの分析力を養うということは難しいと思います。
仮に自分の意見を反映したものであったとしても、それは「たぶん、こういうことだろう」という想定や思い込みを
判断基準としているわけで、いろいろ突っ込まれると理論的背景がないために脆く崩れることになります。

これは講義やケースの意味が無いということを言っているのではなく、繰り返しになりますが、
時間的制約からくる限界であり、仕方がないことです。
私は講義やケースなどはあくまで自分の視野を広げる場であり、
研究テーマを決める上での「きっかけ」を大学院側が提供している場であると認識しています。
したがって、本当に実力をつけるためには論文執筆を通して、自分の「分析視角」を養い、
確固たる判断基準を自分自身で作り上げるしかないのです。

2. 文献サーベイについて

(1) 文献サーベイの意義

いざ論文を書こうと思っても、思い立った時点での問題意識はまだ「思い込み」や「想定」
である場合が多いと思います。
私は、文献サーベイとは、このぼやけている問題意識をはっきりさせるための作業だと考えています。

よく我々は「読みながら書く」ということをしがちですが、これだと文献を読んでいるうちに問題意識がフラフラしてきます。
このやり方では問題意識が変化しながらつなぎ合わされた論文しかできません。
したがって、このような論文は、必然的に先生から「一貫性が無い」と一刀両断される結果となります。

このようにならないためには、文献を一通り整理し、自分の問題意識をはっきりさせてから書くことです。
したがって、この部分に最も多くの時間を割き、計画的に進める必要があります。
大石先生が「文献サーベイで7、8割方決まる」とおっしゃっていたのは、こういう意味もあるのかと2年目の夏頃気づきました。
遅いっ!(>_<)

(2) サーベイ方法

私がよく使用したものを列記します。明治の図書館は他大学と比較しても、かなり便利だと思いますので最大限活用してください。

- 図書館OPAC
- 図書館リファレンスカウンター・・・大学図書館内に無い場合によく取り寄せてもらいました
- 書庫・・・論文のコピーはここ!
- 雑誌検索(CD-ROM)・・・論文の検索
- Proquest、雑索・・・海外文献、論文の検索。Proquestはオンラインで論文のPDFファイルを入手できるものもあります。
- Webcat・・・大学図書館を網羅的に検索可能
- 山手線コンソーシアム・・・明治に無い場合は、加盟大学の図書館を利用しましょう

※自宅でADSL接続している方は、大学とのVPN(Virtual Private Network)接続をすると非常に便利です。
設定方法は図書館のホームページ内に掲載されています(URLは忘れてしまいました。申し訳ございません)。

大学のネットワークからだけアクセスが可能な、図書の延長手続き、取り寄せの手続きがオンラインでできる上、
Proquestや雑誌検索も24時間自宅から可能となります。
特に社会人の方には時間を有効活用するためにもお勧めです。

3. 論文作成ルールの徹底

論文作成のルールについては、大石先生のHPにある執筆要綱を熟読するに限ります。
このルールは要するに「読み手が理解し易い」論文にするためのものであり、論文作成の大前提です。
最初はいろいろ気をつけなければならない点が多いですが、1度しっかり身につけてしまえば後は苦になりません。

また、誤字脱字も事前にしっかりチェックしておかなければなりません。
私は当初大石先生にご迷惑をかけていたと思います。
しかし、その後先生から学生の書いた論文へのコメントを求められる機会などをいただき、
いかにこの大前提が重要かわかりました。
つまり、ルールに則って書かれていない論文は単純に読みにくいため、
読み手はその内容うんぬんに神経を集中することができないのです。

せっかく自分の考えを論文にまとめたのですから、
適切な指導を受けるためにもルールに則って読みやすいものにすべきです。

4. 提出する勇気

最初のうちは何をどうしたら良いのかわからないと思いますが、
わからないなりに、もがき苦しみながら書くことが大切だと思います。
そして勇気をもって大石先生に提出してください。
その結果・・・・・、残念ながら自分の可愛い論文は「必ず」粉々にされて返ってくることでしょう。

しかし、それは実力をつけるために必要なプロセスであり、
大石先生は愛をもって粉々にされているはず(?)です。
粉々にされない人を探す方が難しい・・・。
ということで、めげる必要はありません。
このプロセスを何度か繰り返すことによって、講義やケースだけでは得られないものが必ず実感できるようになります。

5. ビジネスへの応用

論文を書く作業というのはビジネスにも必ず役に立ちます。
知識の蓄積もさることながら、調査方法、周辺環境・歴史的背景・海外動向の把握、論理の一貫性、
論理展開など論文執筆で行う作業は、問題解決アプローチそのものです。
ビジネスの場では、短時間で判断しなければならないことが多いですが、
論文のときと違うのは判断までに割ける時間の長さだけであり、その本質的な効果は変わりないものだと思います。

以上、私が現時点で特に重要だと思うポイントを書き連ねました。
しかし、かなり自分のことを棚に上げておりますし、まだ私の「思い込み」や「推測」も多々あると思います。
今書いていても身につまされる思いです。

2年間の大学院生活は非常に短いものです。
大石先生の論文指導を通じて私が身に付けたものは、まだ完全に自分のものとはなっておらず、発展途上の段階にあります。
そのため、私は修了後もこの論理的思考をさまざまな場面で実践し、もっともっと経験を蓄積しなければならないと考えております。
結局、何につけても少しずつレベルアップしていくしかありませんね。みなさん同様、私も頑張ります。

以上。

「文章・論文を書く」について

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「文章・論文を書く」について

2003.3.15
内藤 栄介

1、 私と文章

大石先生から「論文の書き方」について経験を書け、とメールをいただいてから不意に考えた。
文章を書くと言う行為が苦にならなくなったのは何時ごろからだろうと。
小学生の頃は作文が嫌いだった。中学生、高校生の頃も小論文は苦手だった。
浪人時代やることがなく(受験勉強そのものが嫌いだった)、文庫本を古本屋で毎日2冊買い暇つぶしに読んでいた。
下らない三文小説の類が殆どだったが、司馬遼太郎を一通り呼んだのもこの頃だった気がする。
文章力は読書量に比例すると言うのはある意味正しいと思う。

私は本当に受験勉強はしなかったが(威張ることではないが)、
国語の成績だけは良かった。
特に小論文は安定した成績で、一時期真剣に小論文入試だけのところを考えた。

駿台予備校に在籍していた私は、一応現代国語講師藤田さんの参考書を読み受験技術を身につけた。
意外に「イイタイコト」を見出すだの、句読点や鍵括弧の使い方だのこの技術が結構役に立っている。
文章を書くことに対して、自分なりのルールが見出せない人は大学受験参考書の現代国語
を読んでみる価値はあるのではと思う。

また、私は小説を読むとき自分なりに好きな文章があることに気がついた。
司馬遼太郎はさすがに重厚で秩序性のある文章で、このような文章が書けるようになりたいと思わせる。
ハードボイルド作家だが、志水辰夫の文章には天才を感じる。
これは書きたいと思っても書けない。

体言止で情景、心情を描写する能力が極めて高く「志水節」と言われる文章は
現役の作家中1,2と評価されるほどである。
好きな文章を見つける、ということは意外に文章を書く際の手本のようなものとなり、向上心が生まれる気がする。
2、 論文の思い出

基本的に悲しい思い出が多い。
理論探求などが不十分でアカデミックな論文が十分に書けなかったからである。
しかし、それで終わっては実も蓋もないので乏しい成果ではあるが、いくつか役に立った経験を述べてみたい。

まず統計データの検索は皆さん苦労していると思う。
どこに当たればデータがあるのか、悶々と過ごしたものである。
私は昨年後半この問題を基本的に解決する手段を発見した。
統計局が出す「統計資料インデックス」である。どの業界でどのようなデータがどこにあるかが書いてあり、かなり重宝した。

次に図書館であるが国会図書館の使いにくさに閉口している人は多い。
実は雑誌文献等では意外に都立中央図書館の蔵書量も侮れない。
広尾の都立中央図書館はきれいで広く日曜もやっており極めて気分がよい。
夏などはビキニの外人ギャルが図書館周辺をジョギングしており目の保養にもなる。
大学図書館以外で書籍を探さねばならない場合、一度ご利用してみることをお勧めする。
論文をどう書くかなどはおこがましくて語れないが、どうも書かなくて悩んでいる人が多い気がする。
まず、書いてみなければ始まらないので書いてみる。
2万字が長ければ1200字のレポートからでも良いと思う。大学院に来る連中は基本的に大なり小なり自信家である。
であるから、拙いものを書いて指導教官からボロクソ言われることに臆病になるのもわかる。
大石先生は優しいので絶対そんなことはないが
「こんなものは論文ではない」
「読む価値もない」
「日本語になっていない」
等々言葉のテロともいえる厳しいことをいう先生もいらっしゃるらしい。
気の小さい私などはそのようなことを言われたら辛くて筆を折ってしまうだろう。
しかしそれでも書かねばならないのが論文である。何故か。
紀要論文一本書くのに読む本が大体20冊ちょい、論文が10本、と考えれば論文一本書く準備だけでかなり賢くなるのである。
私も曲がりなりにも3本執筆し、1本紀要論集に載せていただいた。確かに少し利口になった気がする。
3、 切磋琢磨

仲間は貴重である。
実は自分ひとりで出来る勉強は多寡が知れている。
なぜなら自分自身は自分が予想外の発想や着眼はないからである。
一つの事象は多面的に見て面白いのであって、自分の見方だけではすぐ飽きる。
ゆえに仲間の論文を読むことをお勧めする。
私は仲間の論文について「てにをは」チェックをしていたが、人のアラ探しも楽しい。

但し、仲間に恵まれるかどうかは運である。
恵まれるかどうかはわからない。しかしこの運はある程度は呼び込める。
自分ががんばって論文を書こう、書いている、書いた、となると大抵周りは刺激されがんばるものである。
大学院に来る連中は大なり小なり自信家であるから、本当は自分が一番できると思っているのである。
思えば大石ゼミ・マネジメントコース2期生の連中は私以外皆そうだった。
おかげで何か2年間ずっと論文の事が頭にあった気がする。

そう、これはとても幸せなことなのである、多分。

論文作成について感じたこと

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論文作成について感じたこと

2001年入学 吉田雅弘

(1)  何を書くのか

私の場合、ゼミに入った当時は3PL事業についての研究を行えば
自分の知りたいことが分かるのではないかと考えておりました。
しかし実際に3PLについての論文を書き終わった後、
知りたいのは3PL事業のことだけではなかったことが分かりました。

これは、最初の3PL事業に関する諸文献を読み、論文を書き進めるうちに気づいたものです。
書いてみないとその先は見えず、書くことによって自分がどのくらい知っていているか、
本当は何が知りたいのかが明らかになっていきました。

この模索は修士論文を書き終えるまでずっと続いたのですが、
2年経った今、自分が本来学ぶべきものがなんとなく見えてきて、
やっとスタートラインに立てたかなというのが正直な気持ちです。


(2)  どのように資料を集めるか

資料集めについては、検索手法を知っているか知っていないかで大きな差が出てくるのはご存知だと思います。
検索方法がよく分からなかった最初は、知りたい分野の書籍から執筆した人間
の在籍していた大学などを調べ、書庫の紀要論文のコーナーに入り浸って、
該当する大学の論文を片っ端からページをめくって探しました。

この作業、非常に効率が悪いのは明らかです。
おかげで書庫内の大学別紀要論文の位置には詳しくなりました。
また、たまに掘り出し物の意外な論文にヒットすることもありましたが、効率の悪さはピカイチです。
私たちの学年では小林さんが「検索王」だったので、いろいろ探し方も教えていただきました。
同期内の情報交換がけっこう重要です。


(3)  論文の構成

構成を考えるにあたっては、まずは様々な論文を読まれることが大事かと思います。
様々な論文に触れるうちに論文の大まかな型が分かってくると思います。
入学当時の私は論文の書き方、構成などについての知識を何も持ち合わせていなかったので、
大石先生や紀要論文の「マネ」を徹底しました。
書きたい内容によって構成は変わってくると思いますが浦上さんが一時言っていた「論文構成の黄金比」
もある程度あたっているかと思います。

構成については何よりも多くの論文に触れるのが一番の近道かと思います。
そのうちに「こんな分析の仕方あるのか、自分はこの型が一番あってるな」とか
「歴史的変遷は必ず入ってるな」とかいろいろ気づくと思います。


(4)  どのタイミングで書き始めるか

どこまで資料を集め、どのタイミングで書き始めるかということは、
人によってかなり個人差があるように思います。
当初私は、まず論文の構成をとりあえず作って、それにそって資料集めを行っていきましたが、
これが実際に論文を書き始めると、構成はもちろん書きたいことまで変わってきて、
必要になってくる文献もまったく違う分野のものであることに気づきました。

「書いては調べ、書いては文献を集め」という方式で進めていたのは、
要は自分が何を書きたいのか分からなかっただけなんですね。
その後、自分の知りたいことが見えてきて、論文を何回か書いているうちに分かってきたのは、
たくさんの資料を集めて、それを片っ端から読んで整理し、
頭の中で混沌とした状態にどれだけ長い間耐えることができるかどうかが勝負の分かれ目であるということでした。

私の場合、ちょっとポイントをついた文献に出会うと、書きたくて書きたくてしょうがない状況になります。
しかし、いざ書いてみるとそれら文献だけではとても論文には程遠く、
さらに多くの文献をあたる必要性に必ず気づきます。

そのため、「貯めて、貯めて、まだ貯めて、一気に書き出す」方式に後半は変更しました。
「あ~早く書いて頭の中をすっきりさせたい!」「早くこの詰め込んだ内容を吐き出したい!」とは思うのですが、
頭の中で煮詰まるまで我慢してから書き始める方が時間の無駄がないように思います。

「早く頭から出したいけど、もうちょっと貯めればもっと良いものが書ける」ということが分かってくると、
「いつ書くか、いつ書くか」という、そのギリギリの心理状態が逆に快感になってくるようです。
同期の人間も同じようなことを言ってました。


(5)  「寝かせ」の話

大石先生から都度指摘のある文章の「寝かせ」は非常に重要だと思います。
私は性格的に一夜漬けやアドリブ、無理な頑張りが効きにくい人間なので、
論文執筆はかなり前段階から「ちびちび」やってました。

時間的な余裕がないと細かいところに気が回りにくくなるので、
なるべく計画的に準備し、十分に「寝かせ」ることが必要と思います。
私の場合、寝かせてる間に、同期はもちろん妻や全く畑違いの友人にも誤字チェックをお願いしてました。


(6)  相互チェックの重要性

論文は読んでもらった人数分だけ確実に良くなるということが、恥ずかしながら2年目になってやっと分かりました。
同期間で相互チェックしていた時、最初の頃は誤字脱字程度の指摘が多かったのですが、
2年目に入ってからは同期もツボ得てきて、厳しく的確な指摘を頂くことが多くなりました。
そういう意味では同期間でなるべくたくさん論文を書くように盛り上げ、
相互に論文レベルを上げるのが理想かなと思います。

また、相互チェックすることで、人様の書いた論文を理解し修正する苦労(つまり大石先生の苦労)
を身をもって感じることができると思います。
それから、相互チェックの際にお薦めしたいのは、まず自分の論文を読んでもらう前に、
他の人の論文を先に読んで、無残なまでに細かく指摘し、赤ペン修正することです。
そうすれば読んでもらった本人も、相手の論文を読まざるを得ず、自分への厳しい指摘に対抗して、
より本気で自分の論文について指摘してくれるからです。

他の人の論文を指摘した回数だけ、自分の論文も良くなってくるのではないでしょうか。


(7)  論文執筆ルールの徹底

ルールに従ってない論文は、執筆者が主張したい内容に読み手が行きつく前に、
細かいところで思考が止まってしまいます。
論文執筆のルールに一字一句則り論文を書くことは、
もしかしたら書く内容以上に重要な(大学院で学ぶ)要素かもしれません。
特に出典明記や引用ルールは一見簡単なルールなのですが、
資料の信憑性を問うのに実務の世界でもかなり役立つように思います。


(8)  理論研究の必要性

1年目でしっかりした理論研究をされることをお薦めします。
私の場合は、書きたいことが理論とあまり関係ないところから始まってしまったため、
後で後悔する羽目になりました。

一年目で何を研究するか対象が曖昧なのは当然だと思いますが、
少なくとも2回目の秋の論文で、自分の分野と関係ある理論研究に挑戦するのが理想なのかなと思います。


(9)  論文を書くことの意味

会社や取引先で様々な内容を説明する機会がありますが、
今感じているのは、自分で調べて論文にした内容ほど自信をもって説明できるものはないということです。
普段意識せずに読み流したものは、なかなか自信を持って説明できません。
ということは、考えて苦労して書いた論文の数が多いほど、本当の実力が身につくということなのではないでしょうか。

また論文を書くときに、常に「誰に読んでもらいたいのか」を意識して書くことが重要だと思います。
そうすれば読み手が不安にならずに済みますし、読み手を意識した論文修正のアドバイスを、
周囲から受けることも可能になるのではないでしょうか。


(10)            ツールとしての論文

正直私は、この世の中にこれほど論文があるとは思いませんでした。
しかし読み始めてみると、これほど安いコストで客観的に真実に迫る文献は
なかなか手に入りにくいのではないかと思えるようになりました。

自分とはあまり関係ない分野のものについても、なにかと役に立つものが多く、
この機会に是非いろんな分野の論文を読むことをお薦めします。
偉そうなことは言えませんが、仕事で何かを調べようと思ったとき、論文を探す癖がつきました。
この論文というツールを知っている人は、実はあまりいないのではないかと思います。

自分の論文の質を向上させるためにも、様々な分野の知識を蓄えるためにも、
社会人は論文をどんどん活用すべきと思います。

以上。

論文を書く

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「論文を書く」

金澤正芳

・悩んだこと
問題点を絞れず何を言いたいのか分からない

・克服した方法
とにかく論文を読み、書き溜めをする。
そして,不足している部分や疑問に思った点を取り上げ,
研究する意義があると思われることについて一つの問題を設定する。
あとは、気合いで書く。

・学んだこと
論文を書けば書くほど奥が深く,自分の無能さを実感してしまう。

論文執筆の苦労

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論文執筆の苦労

大石芳裕
2003/3/15

下記は,諸先輩が「論文執筆」に当たり悩んだり,苦労したり,
工夫して克服したりした体験談である。

単なる体験談を超えて「新・論文執筆要綱」になっているものもあり,
また論文を書いたことにより学んだ価値を伝えているものもある。
分量もまちまちであるが,それも個性が出ていて面白い。

後輩諸君はこれら先輩の経験から多くのことを学んで欲しいと思う。

金澤正芳(マネジメントコース,2001-2003年度)2003/03/17

吉田雅弘(マネジメントコース,2001-2003年度)2003/03/17

内藤栄介(マネジメントコース,2001-2003年度)2003/03/17

山岸則之(マネジメントコース,2001-2003年度)2003/03/24

太田壮哉 (リサーチコース, 2009-2010年度)2011/01/21 ※博士後期課程へ進学

崔 暁翠 (リサーチコース, 2009-2010年度)2011/01/21

蘇 力徳 (リサーチコース, 200×-2010年度)2011/01/21

誤字に注意

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誤字に注意

大石芳裕
(2008年2月5日修正)

誤字サンプル【誤⇒正の順で表記】
(これだけ誤字が多いと,一言コメントつけたくなります)
赤字=重要で,かつ多い間違い!

*************************************************
<あ>

御売⇒卸売(そんなに大事にしていただかなくても‥‥)

以外⇒意外 (2つの漢字に違いがあるとは,私も「意外」です)

緯持⇒維持(いやあ,こう書く人は珍しいでしょうが‥,います)

異状⇒異常(どちらも正しい漢字だけど,「正常でない」は異常です)

*************************************************

<か>

確得⇒獲得(「確かに得る」。う~ん,そのうち当用漢字になりそうな‥‥)

確立⇒確率 (前者は「確立する」。後者は「100分の3」とかいう「確率」です,ハイ)

価値感⇒価値観 (感覚じゃなく,観点なんだけど‥‥)

活髪化⇒活発化(最優秀作? う~ん,私は身につまされるぅ(T_T)/~)

替為⇒為替(ちなみに「かわせ」と読むんだよ)

感心⇒関心(を持つ)(「なるほど」と「感心」している場合じゃないんだよなあ)

業社⇒業者(確かに‥‥。「業者」は会社だもんねぇ‥,なるほど。Cf.他社

疑装⇒偽装/擬装(2007年の一語は「偽」。「疑」いたくなる気持ちは分かる)

業積⇒業績 (確かに,「業績」は積みあげたものですけどねぇ‥‥)

競走⇒競争 (競馬じゃねぇんだよっ! おらおらぁ!)

供有⇒共有(ええ,まあ,なんと言ったらいいか,あの,そのぉ~)

遇然⇒偶然(いやあ,「未知との遭遇」みたいですねぇ)

原地⇒現地(「原産地」の場合は「原」で正しいです,ハイ)

源動力⇒原動力(確かに「源」ではあるが…)

講議⇒講義(問題に「講義」と書いているのに「講議」と書く者が続出!!)

講入⇒購入(お金にまつわるものには「貝」の字がつくのです)

購売⇒購買 (「買う」という意味が分かっていない! 「販買」はさすがにいない?)

小会社⇒子会社(「親子」の意味なのに‥‥。英語では”Mother and Daughter”)

雇客⇒顧客(逆に,「雇用」(正)を「顧用」(誤)と書く間違いも多いっす!)

顧客思考⇒顧客志向 (「指向」も可だけど,「嗜好」や「施行」はダメ)

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<さ>

再成⇒再生(日産のリバイバルプラン。「再び成功した」か?)

防たげる⇒妨げる(確かに,防衛と妨害が似たような意味だが…)

資験⇒試験(「資格試験」を若者言葉で縮めるとこうなるのかな?)

思考錯誤⇒試行錯誤(意味が分かってない? あっ,「試考錯誤」も発見!)

自続可能な開発⇒持続可能な開発(う~ん,一見正しいように見えるが)

下受け⇒下請け(確かに階層の下の方で注文を受けるのだが‥‥)

実戦する⇒実践する(「戦争で戦う」という意味なら正しいが,ここは「行う」の意味)

実体⇒実態(どちらも正しい漢字だけど,意味が違います)

需用や受用や受容⇒需要(demandの意。基本用語だからねぇ)

償味期限⇒賞味期限(これも2007年にお騒がせしました)

除々に⇒徐々に(ワープロでは出てきません)

人権費⇒人件費(「人権」にも価格があるかも知れないが‥‥。恥ずかしい)

侵透や浸出や浸入⇒浸透や進出や侵入(「浸」と「侵」の間違いは多い!!)

製産⇒生産(中学校の漢字をしっかり勉強しようね)

生品や制品⇒製品(なんか,ありそうな気が‥‥)

生造業や制造業⇒製造業(だんだん,こっちの頭が混乱してくる)

責極的⇒積極的(「つくり」や「へん」を間違うことが多いねぇ)

選択枝⇒選択肢(ヘヘヘェ,私もよく間違ってました,ハイ)

祖織⇒組織(いやあ,これは新しい発見!先祖帰り?)

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<た>

態制や体勢⇒体制(いずれも正しい漢字。使い分けが大切。高度な間違い?)

他国籍企業⇒多国籍企業(いや,意味が違うんだよねぇ。多くの国で‥‥)

他者⇒他社(どちらも正しいが,「会社」を意味する時は他社)

達成の達※横棒が2本になっている⇒達(三本で達成!)

適確や適格⇒的確 (「的を射ている」の意味。適確は誤字,適格は意味が違う)

転期⇒転機(まあ,似たようなもんですが,「機会が転ずる」でしょ,やっぱ。転記も別)

到産⇒倒産(「倒産に到る」という意味ではありそうな気が‥‥)

徳策⇒得策(確かに最近「倫理」が問題にはなっていますなぁ)

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<な>

年高序列⇒年功序列(年が高くなればなるほど序列が上。正しそう。「年巧序列」も発見)

年棒制⇒年俸制(読み方も正しくは「ねんぽうせい」。人生を「棒」に振らないように!)

熱料⇒燃料(え? どこが違うの?燃料費高騰で熱くなる?)

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<は>

発展※「展」の字にハネがある⇒展※ハネはない(これは多いぞ! ほら君も!)

不可決⇒不可欠(ワープロなら起こらないミス。でも生字だと五万とでるんだなぁ,これが)

項や貢⇒頁(ページ)(信じられないが,間違い者が結構いるぞっ!)

放針⇒方針(「投げやりな方針」という意味では正しいような‥‥)

保障や補償⇒保証 (ウン,確かにこれらは使い分けが難しい‥‥)

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<ま>

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<や>

有位や優位(性)⇒有意(性)(統計で使う「Significance」は「有意」です)

輪出・輪入⇒輸出・輸入(「輸」と「輪」。日本の初等・中等教育の間違い?)

容意⇒容易(確かに「容易」と「用意」があるのでミックスすればこうなるけど‥‥)

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<ら>

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<わ>